岩手県岩手郡の鍼灸院ひょうたん堂(瓢箪堂)は自律神経から免疫力を高める鍼灸専門の治療院です

ひょうたん堂で使う鍼

ひょうたん堂で使う鍼

鍼の原型は古代の中国において生まれ、初めは石が使われていました。主に膿などを破って出すのに使われ、時代が下るうちに動物の骨を用いて作られたり陶器の破片を使ったりし、中国の戦国時代には金属製の鍼が作られ現在に至ります。

日本には灸とともに伝来し奈良時代の律令制には官職名を鍼博士として以後、日本の医療の一翼を担っていきます。

日本においては独自の発展をし、特に江戸時代には盲人の杉山検校こと杉山和一によって鍼を刺す際、管を使用し痛みをほとんど与えずに刺す管鍼法が確立され、現在も日本の鍼灸師の大多数がこれを行います。

 

いつの頃からかは定かではありませんが鍼治療の業を行う者を「鍼医者」といい、鍼治療用のハリを作る業を行う者を「鍼師」と呼ぶようになりました。

しかし、明治になり日本が近代化してゆく過程で欧米列強に倣う社会が到来し、西洋医学の本格的導入により鍼医者は医者の地位を失いました。

 

現在、鍼治療の業を行う者の免許には「はり師」と記載されています。

現在の法律では鍼治療は「医師」もしくは「はり師」のみがこの業を行えます。

 

昔「鍼医者」、今「はり師」のひょうたん堂では信頼できる日本製の鍼治療用のハリを使用しています。

昔「鍼師」、今「鍼製造業者」はどんなハリを私たちに提供してくれるのでしょうか。

 

この写真はひょうたん堂がよく使う株式会社 山正さんのハリです。

滅菌された状態でハリと鍼管がパッケージされています。

ステンレス製でコシがあり長さ約40㎜、太さ0,18mmのサイズをひょうたん堂では主に使用しています。

ハリも鍼管も使い捨てなので他の人との使いまわしはありません。シャーレ(ハリなどを置く皿)も使い捨てを使用していますので血液感染のリスクがありません。

もちろん施術の際には手指と患部の消毒もしてから実施しますのでご安心ください。

こちらの写真は顕微鏡で鍼先を観察したものです。

鍼治療用のハリは注射針と違い薬を注入するわけではないので細く作れ、先端はスムーズに刺入しやすい鋭さの中にも柔かみのある松葉型です。

痛みは注射に比べ極めて少なく、多くの方が想像以上の痛みの少なさに拍子抜けするほどです。

 

山正さんの鍼は衛生的で使いやすく、鍼管は患部の当たりも良く、ひょうたん堂のお気に入りです。


 

刺入時に指圧でもしてもらったような「ズーン」と響く感じがすることがあり、これを鍼響とか得気とかいいます。

初めは驚く方もいらっしゃいますが、そのうち慣れて心地良く感じる方が大多数です。

あまり鍼響が強すぎる感じがする場合はお申しください。即、鍼を抜きます。

 

稀に皮膚が突っ張るような鋭くキツイ痛みが起こる時があります。これは毛穴に鍼が入ったために起こるといわれていますが鍼を抜けばすぐに収まりますので違和感がありましたら遠慮なくお申し出ください。

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